NINS、アルコール酸化における金ナノクラスターの触媒作用を発見
 

 自然科学研究機構(NINS)の分子科学研究所は、触媒作用を持つ直径1.3nmの世界最小の金クラスターを合成し、アルコールの酸化に効果 的であることを発見した。様々なサイズの金クラスターを水中に分散し、アルコール分子の酸化過程を分析したところ、直径1.3nmの金クラスターが日常環境下で効率よく酸化処理を行うことを発見した。

 

  JST、量 子計算の基礎技術である2電子制御に成功
 
 (独)科学技術振興機構(JST)は、量子計算の基本演算に必要となる2電子制御に成功した。今回の研究では、新たに人工分子デバイスの開発を行い、理想的な2電子状態を実現するとともに、電子間結合を電場や磁場を用いて自在に操作することに成功した。JSTは今回の成果 を、人工分子を使った量子計算を実現するための重要な基礎だとしている。
 
 
  ヨネックス、ナノテク採用ソフトテニスラケット新製品
   ヨネックス(株)は、ナノテク採用ソフトテニスラケットの第2弾として「ナノフォース」シリーズ3製品を発売した。新たに発売される「700」シリーズは、シャフトやフレーム部分にナノスケールチタン合金「ゴムメタル」を採用した。これにより、スピードボールと高い反発性を可能にした。
   
 
JFCC、CNTの摩擦制御機能を発見
 
 (財)ファインセラミックセンターは、炭化ケイ素を使ったカーボンナノチューブ(CNT)に摩擦制御機能や摩耗を抑制する機能があることを発見した。カーボンナノチューブが一般 材料と異なり、垂直荷重によって摩擦係数が大きく変化する性質を発見し、さらに摩擦による消耗を緩和する作用も確認した。
 
  富士通 研究所とNTTドコモ、燃料電池を使ったFOMA用充電器開発
    富士通 研究所(株)と(株)NTTドコモは、共同開発による高容量燃料電池を使ったFOMA用充電器を試作した。開発された試作機では燃料として使用するメタノール濃度を従来の30%から99%以上に高めた。これにより、18ccのメタノール燃料でリチウム内蔵電池3個分の充電が可能になった。
   
  花王、ビジュアル解析に基づく光技術採用化粧品発売
   花王(株)は、ビジュアル解析技術に基づき開発した光技術を用いた化粧品「エスト」シリーズ3製品を発売した。同シリーズのパウダーファンデーションは、ビジュアル解析「ディティールプロファイリング」を用いた光技術採用により、きめ細かい仕上がりを実現するという。05年8月27日から全国一斉発売される。
   
  大日本スクリーン、次世代半導体プロセス用熱処理技術開発
   大日本スクリーン製造(株)は、次世代半導体製造プロセスを担うフラッシュランプアニールのロングパルス化の技術開発に成功した。今回の成果 は、同社と(株)東芝、ウシオ電機(株)との共同開発によるもの。同技術が持つ緩やかな照射により、回路の表層部だけでなく深部にも熱が伝わるため、導電物質をウェハー内部へ過剰に拡散させることなく、活性化することができる。
   
  コーセー、ナノテク応用美容液発売
   (株)コーセーは、ナノテクを応用した美容液「ルティーナ ナノフォース コラゲナイザー」を8月21日から発売する。2種類の保湿効果成分を配合し、ナノレベルで角質層のすみずみまでいきわたらせることができるという。また、高分子を組み合わせた「ネットホールディング処方」を採用し、保湿効果 の持続性も実現した。
   
  古河機械金属、平均250mW高出力発振全固体黄色レーザー開発
   古河機械金属(株)は、バイオ・医療分野への応用に向けた高出力発振の全固体黄色レーザーを開発した。今回開発されたレーザーは、同社と千葉大工学部 尾松助教授の共同開発によるもの。波長は590nm。結晶中の光発生効率の向上や、レーザー損傷の抑制などにより、平均出力250mW、ピークパワーとして25kWの高出力を達成した。